講演会
被災地復興と定期借地権の講演会の実施
東日本大震災の復興に向けて、地域住民を中心に、国、自治体、民間事業者が一体となって知恵と力を出し合い復興まちづくりを力強く推進することが求められています。
その際、政府の東日本大震災復興構想会議の提言に述べられているように、「定期借地権の活用」により公共投資の効率化や地域居住者の負担の軽減の観点を図ることは極めて有意義であると考えられています。そのため、これらに資する講演会を平成23年度計2回(下記)行ってまいりました。
講演会コンテンツ | 講演者 | 開催都市、年月日、参加者 | ||
---|---|---|---|---|
岩手県盛岡市 | 宮城県仙台市 | |||
H23年10月4日 | H24年1月17日 | |||
104名 | 112名 | |||
1 | 地方公共団体(県)における復興の取組み | 県担当者 | ○ | ○ |
2 | URの復興支援の取組み | UR都市機構特別参与 | ○ | ○ |
3 | 被災地復興と定期借地権の有効活用 | 定期借地権推進協議会 | ○ | ○ |
4 | 災害公営住宅等の復興計画における 定期借地権の活用(案) |
都市農地活用支援センター | - | ○ |
以上の講演会のアンケートならびに関係行政機関ヒアリングの結果、災害公営住宅等の復興計画における定期借地権の活用(案)について、早急な検討を行うべき等との意見が寄せられました。
財団法人都市農地活用支援センターでは、これら講演会のアンケート結果等を受け、災害公営住宅等の復興計画における定期借地権の活用(案)をテーマにした検討会(仮称)について開催を検討しています。
復興支援活動の第二弾 講演会実施報告
日時:平成24年1月17日 13時30分〜16時00分
場所:仙台商工会議所 7F 大会議室
主催:仙台商工会議所不動産部会、定期借地権推進協議会、
(財)都市農地活用支援センター
後援:国土交通省、宮城県、独立行政法人都市再生機構、
(財)みやぎ建設総合センター、(社)宮城県建築士事務所協会
主催者挨拶
石川 清紀氏 仙台商工会議所不動産部会長
宮城県における復興の取組み
佐藤 達也氏
宮城県震災復興・企画部震災復興政策課技術補佐(総括担当)
宮城県震災復興計画 〜宮城・東北・日本の絆 再生からさらなる発展へ〜について、ご講演いただきました。
URの復興支援の取組み
小山 潤二氏
独立行政法人都市再生機構特別参与(震災復興支援担当)
UR都市機構の阪神・淡路大震災(富島地区区画整理事業(漁港を含めた震災復興))、福岡県西方沖地震並びに新潟県中越沖地震に関する震災復興支援の取組みを紹介、および東日本大震災に関する支援について、ご講演いただきました。
被災地復興と定期借地権の有効活用
大木 祐悟氏 定期借地権推進協議会運営委員長
定期借地権推進協議会の定期借地権に関する基本的な実務並びに阪神・淡路大震災時の定期借地権を用いた復興の事例紹介、および被災地に定期借地権を設定して災害公営住宅を建築、被災事業者等の再建について、ご講演いただきました。
補足説明
災害公営住宅等の復興計画における定期借地権の活用(案)
芦野 光憲氏 (財)都市農地活用支援センター計画部次長 主席研究員
災害公営住宅、防災集団移転事業の復興計画における定期借地権の活用について、例示して提案させていただきました。
閉会挨拶
佐藤 啓二氏 (財)都市農地活用支援センター理事
講演は110名を超える出席者となり、盛況のうちに終了させていただきました。
出席者のアンケート結果は次のとおりです。
多くの参加者の方から、講演全体について、参考になったとの感想をいただきました。
講演会全体について
今後に関して
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津波で被害を受けた農地活用や復興モデルとなるような事例紹介(再生に成功した事例集など)をしていただきたい。被災者に寄り添い支援していくような組み立てについて聞きたい。
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災害公営住宅への適用に際して更に掘り下げた問題点や課題について知る機会があれば勉強させて頂きたい。災害公営住宅等の復興計画における定期借地権の活用(案)はもっと聞きたかった。
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宮城に移転立地した企業の経営者を招いた講演会など外から見た地元の良さ(悪い点)などの話を聞きたい。
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被災地住宅復興策として定借だけでなく総論で開催して欲しい。
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今後とも時代にあった講演会を開催して頂きたい。震災の復興にあたりUR機構、都市農地センターの活躍を期待しています。
などの声が寄せられました。
皆様からのアンケート結果を参考にさせて頂き、今後も復興支援活動を行ってまいります。
本件の内容に関する問い合わせやご要望については、計画部次長 首席研究員 芦野光憲までお願いいたします。
復興支援活動の第一弾 講演会実施報告
日時:平成23年10月4日 13時30分〜16時00分
場所:エスポワール岩手 2F 大ホール
主催:岩手県建設資材連合会、定期借地権推進協議会、
(財)都市農地活用支援センター
後援:国土交通省、岩手県、独立行政法人都市再生機構
主催者挨拶
木村 明義氏 岩手県建設資材連合会会長
岩手県における復興の取組み
伊藤 勇喜氏 岩手県復興局主任主査
岩手県の東日本大震災津波復興計画復興基本計画・復興実施計画(第一期)〜いのちを守り 海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造〜について、ご講演いただきました。
URの復興支援の取組み
小山 潤二氏
独立行政法人都市再生機構特別参与(震災復興支援担当)
UR都市機構の阪神・淡路大震災(富島地区区画整理事業(漁港を含めた震災復興))、福岡県西方沖地震並びに新潟県中越沖地震に関する震災復興支援の取組みを紹介、および東日本大震災に関する支援について、ご講演いただきました。
被災地復興と定期借地権の有効活用
大木 祐悟氏 定期借地権推進協議会運営委員長
定期借地権推進協議会の定期借地権に関する基本的な実務並びに阪神・淡路大震災時の定期借地権を用いた復興の事例紹介、および被災地に定期借地権を設定して災害公営住宅を建築、被災事業者等の再建について、ご講演いただきました。
閉会挨拶
佐藤 啓二氏 (財)都市農地活用支援センター理事
講演は100名を超える出席者となり、盛況のうちに終了させていただきました。
出席者のアンケート結果は次のとおりです。
多くの参加者の方から、講演全体とテキストについて、参考になったとの感想をいただきました。
今後に関しましては、被災地である沿岸部での開催を望まれる声も多く寄せられました。
皆様からのアンケート結果を参考にさせて頂き、今後も復興支援活動を行ってまいります。
本件の内容に関する問い合わせやご要望については、計画部次長 首席研究員 芦野光憲までお願いいたします。