• TEL: 03-5823-4830
  • 都市と農の共生をめざして~都市農地センター

一般財団法人都市農地活用支援センターでは、2024年2月29日に、事例集「ポスト2022年の都市農地」を発刊しましたので、お知らせいたします。

 当センターではこの間、生産緑地の2022年問題の終結を見越し、農林水産省及び国土交通省の担当官のオブザーバー参加をいただき、「これからの新しい都市農業及び都市農地保全のあり方を検討する研究会」を設置し、各地の様々な事例をもとにした検討を行いました。 この度、この成果を普及・活用することを目的に、事例集「ポスト2022年の都市農地」として取りまとめました。

 本書は、既刊の「農を生かした都市づくり」(H20年発刊)、「農を活かした町おこし・村おこし」(H21年発刊)、「超高齢社会と農ある暮らし」(H22年発刊)に続く、第4弾の事例集となります。

 本書は、PDFダウンロードか、印刷冊子でご覧いただけます。


 冊子を希望されるみなさまに、2024年4月以降、予算の範囲内で、数量限定で無料で進呈・送付致します。ご希望の方は、以下のフォームよりお申し込みください。


事例集の内容を紹介する、オンラインシンポジウムを開催し、その様子のアーカイブ無料配信をしています。詳しくは、以下よりご確認ください。

アーカイブ配信はこちら→ https://www.tosinouti.or.jp/post2022ols_news/


事例集は、以下のリンクよりPDFをダウンロードいただけます。

[書籍の概要]
書籍名:
「ポスト2022年の都市農地」
仕様:A4サイズ/96ページ
価格:無料
発売日:2024年2月29日
発行:一般財団法人都市農地活用支援センター

※内容サンプル


本書の目次は、以下の通りです。

ポスト2022年の都市農地[目 次]

4 [巻頭対談]
ポスト2022年、これからの都市農地政策に期待されるもの
 話し手:藤川 智紀東京農業大学 地域環境科学部地域創成科学科 教授
 聞き手:佐藤 啓二一般財団法人 都市農地活用支援センター 常務理事
12 ポスト2022年の都市農地の課題――本書で取り上げた事例について
  佐藤 啓二 一般財団法人 都市農地活用支援センター 常務理事

15 事例編―(1)新しい農的活動空間 市民農園
16 くにたちはたけんぼ(東京都国立市)
  多目的に活用し歴史的文化のある田畑を継承していく

19 コラム:認定市民緑地制度

20 矢問農園(兵庫県川西市)
  大規模市民農園のリニューアルに向けた取組み
22 みみコンeco畑(東京都小金井市)
  環境に配慮した多様な装置を導入した地域密着型民間市民農園

25 コラム:任意団体による空間利用

26 わくわく都民農園小金井(東京都小金井市)
  都市農地貸借法をフル活用して高齢者活躍と地域交流の拠点を目指す取組み

29 事例編―(2)新しい農的活動空間 民間空地等
30 たもんじ交流農園(東京都墨田区)
  手づくりの交流農園で伝統野菜を育てる

33 コラム:地域を元気にする活動を応援する「すみだの夢応援助成事業」

34 いちばたけ(兵庫県神戸市)
  みんなの職能も活かし、ハード・ソフトの両面から耕すコミュニティ農園
36 みんなのうえんPARK湊川(兵庫県神戸市)
  密集市街地の空地を活用したコミュニティ農園
38 アオゾラ農園(大阪府門真市)
  設計段階から耐荷重性のある屋上農園を計画、開園後も多角的経営を展開
40 コンフォール松原(埼玉県草加市)
  UR住宅団地のクラインガルテン
42 ミクニレッスン(東京都世田谷区)
  有名シェフによる学校での食育レッスン
44 エディブル・カヤバエン(東京都中央区)
  ビジネス街の屋上菜園で開催されている「食と農・子どもたちの自然学校」

45 事例編―(3)新しい農的活動空間 公園・緑地
46 農園付公園(神奈川県横浜市)
  子どもからお年寄までが公園で農作業を楽しむ
48 平野コープ農園(神戸市兵庫区)、ウジャマー菜園(同長田区)
  農に触れる機会を創出するアーバンファーミング
52 新しい農的活動空間への支援
  農林水産省「都市農業共生推進等地域支援事業」

53 コラム:農地創出の手順 Q&A

54 新しい農的活動空間への支援 
  生産緑地研究会「市民緑農地」提言

57 事例編―(4)農のエリアマネジメント

58 横浜ふるさと村・恵みの里など(神奈川県横浜市)
  農あるまちづくりにおける市民主体の地域運営
60 日野市農のある暮らしづくり協議会(一般社団法人TUKURU)(東京都日野市)
  農地をまちづくりの資源として積極的に保全・活用する

62 コラム:農の風景育成地区制度

63 事例編―(5)農地保全における自治体の役割
64 地方都市での農地保全を考える
66 「緑農住」まちづくり
  (東京都・東京大学 まちづくりガイドライン/ハンドブック )
70 都市自治体の農地保全の取組み(東京都調布市)

72 コラム:空き地活用型農園の広がりからみる都市農地の課題

73 事例編―(6)農と調和した開発
74 深大寺ガーデン(東京都調布市)
  生産緑地を地域と共生するサスティナブルな空間に
75 新農住コミュニティ野火止台(埼玉県新座市)
  農のある暮らしを楽しむ新農住コミュニティ野火止台
76 エコロジー団地 池田の森(静岡県静岡市)農的環境と共生する団地

77 事例編―(7)農地保全の新しい担い手
78 就労継続支援(B型)事業所 ぽかぽかワークス(愛知県名古屋市)
  地域の耕作放棄地を再生し、自然栽培の田んぼづくりを子どもたちと体験する
81 NPO法人 たがやす(東京都町田市)農家を支援する「有償の援農」
82 NPO法人Co-Batake(福島県須賀川市)
  市民農園を開設したい農家と、近隣住民の間の橋渡し役を担う
84 津島・農縁塾「みんパタプロジェクト」(愛知県津島市)
  食と農をつなぐまちづくり

[特集]

86「農」の 機能発揮支援アドバイザー派遣事業について
88 大阪・生野区の都市農地を活用した地域コミュニティづくり
93トピック:伝統野菜復活の取組み