八王子市立愛宕小学校運営協議会 平成30年3月掲載
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交流 地産地消 環境
 

地域住民、保護者の参画で地域に開かれた「地域運営学校」が実施する親子の食育の取組

  • 食材や育て方を一緒に学ぶ中で親子の交流が深まる

取組みの概要

 学校教育で野菜・米作りや調理・加工が取上げられるのは、理科の時間、総合学習の時間、或いは栄養教諭が中心になった取組などが多いが(愛宕小学校でもやられている)、先生が中心となる取組の場合、先生の負担が重くなること、子供の学習なので親が参加できないことなどが課題となる。

 地域運営学校(コミュニティスクール)は、地域に開かれ、地域に支えられる学校を目指し、地方教育行政の組織等に関する法律に基づき国が推進している仕組である。

 八王子市では小中学校を対象に、平成19年から取組んでおり、ニュータウン地区である愛宕小学校も平成22年4月から実施している。様々なイベント等の計画・運営の中心は、校長を含めた10人の地域委員と1名の学校コーディネーターである。

 このイベントの中で、大変人気があるのが八王子にゆかりのある江戸東京野菜(八王子ショウガ、高倉ダイコン等)を題材にした食と農のセミナーである。

 親子が一緒に参加することで、この時期、とかく疎遠になり勝ちな親子のコミュニケーション作りに大いに役立っており、また、ニュータウン地区の住民の交流も進んでいる。こうした活動が進む中で、将来は、協議会により菜園作りにもつながる可能性もある。
 




取り組みの経緯

平成19年4月 八王子市で地域運営学校がスタート
平成22年4月 愛宕小学校が地域運営学校に指定される
平成29年12月〜 食と農のセミナーを開始

耕作地確保・営農主体など

 愛宕小学校の敷地内には、理科の授業用の菜園はある。

 しかし、この地域運営学校による親子食育イベントは現在のところ室内での学びと調理・食事等で実施している。

 学校コーディネーターの方との話の中で、生産緑地を活用して法人格の無い地域運営学校が農園を開設する方法等が議論になった。
 

 都市農業の機能発揮
食育:学校の先生が中心となる取組に比べ、先生の負担を心配せず実施できるし、何より親子一緒に取組むことで親子の交流につながる。

地域交流:地域運営学校の開催するイベントを通じニュータウン住民のコミュニティ形成が図られる


団体概要
 団体名 八王子市立愛宕小学校運営協議会
活動地域 東京都八王子市

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都市と農の共生
はじめに
事例紹介