金岡まちづくりの会 |
平成30年3月掲載
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穴抜き調整区域における都市型集落営農(コミュニティー営農)の取組み
- 都市農業を支える地域コミュニティーの輪
取組みの概要
当地区では大阪府の補助事業(地域総合オアシス整備事業 平成8年〜平成15年)が進む中、地元農家の間で地区の将来を考える機運が高まり、平成12年に「金岡まちづくりの会」が発足した。 農を支える地域の輪を広げるため、自治会、水利組合、JA、市議会議員、大学、行政等に呼びかけ、「金岡まちづくり推進協議会」を組織し、農空間づくりプラン事業(平成14年〜平成19年)を実施したが、平成19年には自助努力の「道ぶしん」による農道整備などが評価され、農林水産大臣表彰を受賞した。 現在もそれを引き継ぎ、毎年、地元の小中学生、住民、周辺の都市住民による田植・稲刈り・収穫祭イベント、コスモス定植等(1200名を超える。)を行っている。 こうした中、平成28年に入り、当地区を南北に通る幹線道路整備が本格化することとなり、環境や農家意識が大きく変化していることから、これまでの活動の継続に加え、隣接する市のクリーンセンターと連携し(余熱利用等)、将来にわたって営農を継続するための、都市型集落営農(コミュニティ営農)の組織化を図ることとし、現在その準備を進めている。 |
田植え 稲刈り&収穫祭 |
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コスモスの定植 |
耕作地確保・営農主体など
・金岡まちづくりの会は農家と農家を支援する一般市民等から構成されており、様々なイベントを開催すると共に自ら市民農園を開設している。 ・新たな都市型集落営農法人は中心農家により構成し、クリーンセンターの余熱利用による高収益型施設園芸を行う予定であり、金岡まちづくりの会と連携し、環境教育等の機能発揮を図ることとしている。
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堺市金岡地区全体図 「農環境活用像検討会」組織図 |
都市農業の機能発揮
地域コミュニティーの醸成…金岡まちづくりの会を中心とし17年間も都市住民と継続した取り組みが、市民の理解・支持基盤を構築し、新しい地域の将来像に向けた地域コンセンサスの形成に効果を発揮 ・クリーンセンターの余熱利用による施設園芸により、地産地消を一層進めると共に、環境循環教育や、食育を進める。 |
団体概要 | |
団体名 | 金岡まちづくりの会 |
活動地域 | 大阪府堺市北区金岡町 |