はじめに

平成3年に制度化されたこれまでの都市農地制度は、高度成長に伴う都市部への急激な人口流入と産業集中と背景に、大都市圏の市街化区域を対象に、生産緑地以外の農地について、税制措置等により宅地化の促進を図るというもので、農地保全の受け皿となる生産緑地についても建築等の行為制限が課せられるのは指定後30年という暫定的なものでした。

時代が変わり、日本社会全体の人口減少や高齢化が進む中、平成27年都市農業振興基本法が制定され、これまで宅地や公共施設の予定地等と見なされてきた都市農地を、都市に「あって当たり前のもの」さらには「あるべきもの」位置づけ直すことが宣言されました。

そして、都市農業の有する様々な機能を発揮することにより都市住民の生活向上を図るという方向が示され、現在、様々な法制度、税制度の改正、創設が進められつつあります。

このページでは、新しい政策の方向に沿って全国各地で取組まれている先導的事例を取上げ、ビジュアルにご紹介し、皆様のイメージ形成に役立てたいと思います。

(当センターでは、こうした農家や市民の皆さん等の取組みを支援するため、農水省の補助を受け、「農」の機能発揮支援アドバイザー派遣事業を実施しています。)

更新情報

  • 平成30年3月29日 本ページを公開いたしました

事例紹介

  1. 都市農業の有する様々な機能の発揮New!

    機能発揮の主な類型として、都市農業者の担い手育成、都市農業者による市民雇用、レクリエーション、食育、高齢者の健康、福祉、交流、地産地消、環境と分類して掲載しています。


  2. 超高齢社会と農ある暮らし (平成23年発行小冊子より)
    元気老人が楽しんでいる市民農園等、介護施設に併設された菜園のような介護と結びついた取り組み、介護予防を兼ねたレクリエーションを提供する取り組み等を紹介する先進事例集となっています。 (冊子紹介ページ





  3. 農を活かした町おこし・村おこし (平成21年発行小冊子より)
    農を活かした都市住民との交流により地域活性化を図ろうとしている昨今、「農を介した」全国の様々な活動状況に着眼し、そこでの背景・意義、創意工夫などを取材し、分かり訳すまとめた事例集となっています。 (冊子紹介ページ

    • 類型別事例の紹介

      移住者生活拠点、就農者養成拠点、都市・農村交流拠点、農村・コミュニティ維持拠点、地域活性化拠点、菜園付き住宅、農業研修施設、農地分譲・斡旋、クラインガルテン、市民農園等、ふるさとリクレーション活動、農産物直売場、一般宿泊施設、産直レストラン、農産物加工施設・流通施設、加工体験施設、ふるさと情報サービス、その他
    • 事例一覧

      本書で紹介されている事例一覧です。


  4. 農を楽しむ都市生活 (平成20年発行小冊子「農を生かした都市づくり」より
    新しい時代の都市農地のあり方に関する有識者からの提案や都市農地の利活用の実践事例を幅広くとりまとめた事例集となっています。 (冊子紹介ページ

    • 類型別の事例紹介

      菜園・ガーデニングを楽しむ住宅・マンション、農ある暮らしを楽しむ高齢者の住まい、様々なタイプの市民農園・クラインガルテン、都市に残された農地を活かした農住調和のまちづくり
    • 事例一覧

      本書で紹介されている事例一覧です。

紹介した2〜4の小冊子については当センター出版物のページにてご案内しております

都市と農の共生
はじめに
事例紹介