社会福祉法人京都聴覚言語障害者福祉協会

就労継続支援B型山城就労支援事業所さんさん山城
 
平成30年3月掲載
担い手育成 市民雇用・援農 レクリエーション
食育 高齢者の健康 福祉
交流 地産地消 環境
 

障害者による地域特産品栽培の取り組み

  • 宇治茶の抹茶クッキー・えびいもコロッケなどの商品化で特産品を守る新たな活動

取組みの概要

  さんさん山城の施設は、JR京田辺駅から徒歩15分の場所に所在し、近鉄新田辺駅からも近くアクセスが良いことから周辺は宅地化が進んでいる地域に施設がある。農業のきっかけは、農業委員会が支援する担い手不足解消のための農家養成塾に施設職員、障害者が参加。栽培から出荷までの農業技術を習得したことに始まる。そして、自治体・農家・JA・農業改良普及センターなどの支援や指導のもと、廃園予定だった茶畑で2011年(平成23年)から宇治茶の栽培を始めることになり、茶園を再生させるだけでなく、障害者が丁寧に茶葉を手摘みの作業をすることで高品質で付加価値のある碾茶を生み出している。

 また、JAから遊休農地を紹介してもらい、農家とは1〜2年の契約で農地を借り、そこで地域の特産であるえび芋・田辺なすを生産するなど、現在では茶園で15a、野菜類で35aを借り受け、障害者が遊休農地を活用し担い手として活躍し地域課題に貢献している。

 加工部門では、その茶葉を贅沢に使用した濃茶大福や抹茶クッキーなどに商品化し、これがJAの直売所などで人気商品となり売り上げに貢献している。

 えび芋は手間のかかる土を落とし作業を水は一切使用せず手作業でおこない出荷されるほか、えび芋特有のねっとりとした食感のえびいもコロッケに加工され、これも人気商品である。えび芋の新しいメニューとして認知度が広がりつつあり、特産品の知名度向上にも貢献している。

 このように生産・加工・販売において障害者が関わり、六次産業化を実現することで、多様な就労の場を創出している。

 これら障害者による特産品の維持活動の取り組みが評価され、2017年(平成29年)農水省の「近畿『ディスカバー農山漁村(むら)の宝』」(第1回)に選出されるなど、障害者の活躍による農福連携の地域貢献活動が注目されている。
 
えびいも収穫作業


加工調理風景

耕作地確保・営農主体など


宇治茶の生産
・社会福祉法人が、福祉事業目的で農地を貸借しているが、市街化調整区域の農地であるため、農業委員会を通じた利用権設定方式を活用している。(賃貸期間1〜2年)

・現在合計で5箇所、35aである。

・今後、新しい都市農地制度がスタートする中、地域でのマッチングシステムの整備を踏まえ、生産緑地を活用し規模拡大を図ることが考えられる。



 都市農業の機能発揮
福祉(障害者就労)・・・高齢化で特産品の生産農家が減少する中、担い手不足の解消に役立っている

地産地消・・・自前の加工設備で特産品を加工して商品化するなど、障害者が地域農業の活性に一役買っている。

遊休農地活用・・・地域特産品の維持継承のため生産技術を継承し、遊休農地で栽培をおこなっている。


団体概要
 団体名 社会福祉法人京都聴覚言語障害者福祉協会
就労継続支援B型山城就労支援事業所さんさん山城
活動地域 京都府京田辺市
問合せ TEL:0774-39-7113
メール shimmen@kyoto-chogen.or.jp
ホームページ http://www.kyoto-chogen.or.jp/communityplaza/sunsunyamashiro/index.html

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都市と農の共生
はじめに
事例紹介